ページ

2013年1月4日金曜日

地球紀行

お正月特別番組「Earth Walker」は、たいへん興味深い番組でした。私たちの地球について、これほど謎に満ちて、かけがえのないものであることに、知らないことが多くあることを教えてくれました。
ノンフィクションドキュメンタリー構成の中で、人間はけっして地球の支配者ではなく、自然をコントロールはできないというメッセージを伝えています。
その中でも、狼に関する報告は感銘を受けました。狼は今や、全世界で絶滅に瀕しています。それは、人間によって駆逐されてきたから....彼らは、人間によって、有害獣、危険獣とされ、森から追い出されきました。その結果、草食動物の数が増えすぎて、森の草木が食べ尽くされ、森の死がやってきたのです。つまり、狼は、森の重要な役割りを果たしていたのです。森を荒らし食べ尽くす草食動物の数をコントロールして、森を守るという…..。
自然は、草食獣、肉食獣との絶妙なバランスで成り立っているのです。
狼がいない森は、いつしか荒らされ死に絶えるということになるのです。
ネイティブアメリカンは、「最悪の存在は人間である」と言っていました。
説得力のある理にかなった、自然の摂理を知り尽くした言葉だと思います。
そして私は、「この世には無駄な物は何ひとつない。ただ、他を支配しようとする強欲だけは別として」と心に強く思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿