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2010年10月3日日曜日

週末の読書

ここ最近、中国の背景に興味をもちはじめています。
そこで、日本に20年以上住み日本人に帰化した、ある中国人のことを知り、Webサイトにて彼の書籍を調べていました。
たまたま、図書館にて、他2名の帰化した外国人との対談本を2冊借りて読みました。

本のタイトルは、「売国奴」2007年「日本人 帰化」2008年 です。
鼎談者は、黄 文雄(こうぶんゆう)台湾出身・呉 善 花(おそんふぁ)韓国出身・石 平(せきへい)中国出身です。
彼らは、アジアの歴史、それぞれの国の歴史や習慣、文化、教育の違い、そして自分たちの生い立ち等語り核心に迫っていきました。
隣国アジアから日本びいきで移民した外国人たちは、祖国から「売国奴」と呼ばれかねないですが、実は本当に勇敢で、開かれた心をもつ異文化交流の担い手なのです。
彼らは、率直にアジアの中の各国の事情や悪い点を指摘しつつも、将来的な視野に立って、日本との関係性を憂えています。彼らのスタンスは、日本の文化や風習にはすっかり敬服しています。

彼らの視点によると、日本は「ソフトアニミズム」(ゆるい自然崇拝・万物有霊論)を持ち合わせて、新旧の時代の流れや技術導入にリーダー的役割を果たしてきたという。日本がなかったら、今の中国、台湾、韓国の発展やアジアの各国の繁栄も無かったとも語っています。
しかしながら、2国(中国と韓国)は、そのことを認めようとせず、むしろ戦争責任や長い歴史の中での文明の優勢さばかりを持ち出したがるのであるとも言っています。

ともあれ、3人の帰化人たちは、日本は素晴しいくにであると賞賛しています。
そのことで、読後、日本人であることに誇らしく思いました。

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